自由が丘・二子玉川で活動するパーソナルトレーナーの 江川陽介 です。
近年流行している『糖質制限ダイエット』。
一度は実施された事がある方も、多いのではないでしょうか?
この糖質制限ダイエットにつきましては、短期間で結果が出る事と、炭水化物を押さえるという比較的シンプルなルールの為、一気に普及しました。
そしてトレーニング業界でも、「2カ月で体重が-○○kg痩せました。」というような広告で、沢山のマイクロジムがお客様を集めています。
業界が盛り上がり、ボディメイクに意識を高める増えている事は、非常にうれしく思います。
しかし一方で、こんなに急激に体重を落として、カラダは大丈夫なのだろうか? という疑問も問沙汰されています
実際、今でも糖質制限は賛否両論ありますし、「健康的に痩せる事』を強調するマイクロジムも増えてきています。
私のダイエットにおける糖質制限に関しての考えは、『摂りすぎている糖質は制限する必要がある が 一定量は摂取すべき』という答えになります。
糖質の中にブドウ糖という栄誉素があります。
ブドウ糖は、体内で結合組織といって、靭帯や軟骨、骨、血液、リンパなどを作る材料の一つであり、内臓の組織や神経組織などを作る為にも必要な材料となります。
※結合組織が作られるには、ブドウ糖・たんぱく質・ビタミンⅭ・ビタミンAの4つが必要。
つまり、ブドウ糖を摂らないと、血も、骨も、筋肉も、内臓組織も作ることができない。という事になります。
また、ブドウ糖は脳のエネルギーでもある事は、よく知られている事と思います。
脳のエネルギーも足りなくなる、という事です。糖新生といって、体内のたんぱく質を分解してケトン帯を作り出す機能がありますが、血中に酸が流れるので、この状態を長く保つのは危険かと思います。あくまで、緊急時に脳を守るシステムです。
さらに、糖新生はたんぱく質を分解しますので、カラダ中の筋肉や場合によっては内臓組織など、カラダ中の組織をむしばんでいます。
でも、この状態になったら『生きる為には仕方がない』のです。脳(中枢)のエネルギーが無くなったら、終わりだからです。
脳(中枢)を守る為に、栄養不足状態では、カラダの末端から順番にカラダの組織を壊して脳のエネルギーを作り出すのです。
そうすると、カラダに不具合がでてきます。
冷え性や、倦怠感、ぼーっとするなど、生理が止まる、ホルモンバランスが乱れる、更にひどい場合は、内科的疾患を引き起こす事もしばしばあります。
いくら短期的に体重が大幅に落ちてもも、そのような栄養不足が引き起こす不健康を起こしては、本末転倒だと思います。
あなたにとって、一日に必要な糖分の量があります。(ダイエットの際は、これを上限値と呼んでます。)
基本的には、この上限値を超えれば中性脂肪になり、下回れば体重が減少するという事をベースにコントロールしていきます。
糖質をたくさん制限した方が、体重は早く落ちますが、健康上の不利益を被るかもしれません。(リバウンドもします。)
多少、減量のスピードが緩やかでも、続けられて、健康で、リバウンドもなく、体脂肪率が下がって見た目がしかり変わるダイエットの方が、絶対に価値があると私は思います。
『目先の利益より、長い目でみた価値を得る』
という選択肢を、カラダにおいては考えてみる事が大事ではないかと思います。
「最高の人生は、健康なカラダ作りから。」
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ー Personal Trainer 江川陽介 ー