東京自由が丘のプライベートジムで、ダイエット・パーソナルトレーニング指導をしています、パーソナルトレーナーの江川陽介です。
ダイエットの為にトレーニングと合わせて食事改善に取り組んでいるお客様(30代・女性)から、こんな声を頂きました。
「炭水化物を食べているのに、太らないのでびっくりしてます。」
こちらのお客様は、以前は別のジムでダイエットで通われていて、糖質の制限や栄養の摂取制限の指示受けながら、-5キロのダイエットに成功されたそうです。※体脂肪率は教えてくれてなかったようです。
でも、半年でリバウンド。
もう一度トレーニングと食事制限でダイエットして痩せようと、私のところへ来て下さいました。
最初は、前回の「炭水化物を抜けば痩せられる!」という成功体験から、「食事は自分で調整できるので、トレーニングをお願いしたいのですが、良いですか?」とおっしゃっていたのをよく覚えています。
あのまま、大幅な糖質と栄養制限を繰り返してダイエットしていたら、数年後は取り返しのつかない体質になっていたかもしれません。
炭水化物は食べても太りません。
こちらのブログでは、何度も紹介させて頂いていますが、炭水化物(糖質)はカラダの健康にとって必要な栄養素です。
炭水化物(糖質)は、カラダに必要な量=上限値があります。
カラダに必要な量=上限値を超えれば、太ります。※余剰分は中性脂肪になります。
上限値を超えなければ、太りません。※不足分はカラダに蓄えられたグリコーゲン(糖質が体内で変換されたもの)を使用します。
この上限値を知り、コントロールする事がダイエットの基本です。
糖質はカラダにとって内臓や筋肉などを作る組織に必要な栄養素です。
糖質といっても、いろいろな種類がありますが、その中にブドウ糖という糖があります。
ブドウ糖は、カラダの靭帯や腱、内臓の組織など、カラダのあらゆる組織の必要材料です。
ブドウ糖、タンパク質、ビタミンC、ビタミンA
この4つがないと、結合組織と呼ばれる、上記のような組織が作れません。
もし、ブドウ糖が不足したら、カラダに何らかの弊害が出てくる可能性があります。
カラダは特に中枢(脳)を守るのが最優先ですから、抹消からカラダをむしばんでいきます。
例えば、冷えもその一つです。血液をつくる栄養が足りなくて、中枢や内臓器に血液が優先され、カラダの末端まで回す血液がない状態です。
冷えは栄養不足が主な原因です。
ブドウ糖不足の場合は、筋肉を分解して糖を作りだします(糖新生)。
筋肉を分解して痩せていっているから、スピーディーに体重が落ちるんですね。(脂肪も燃えやすい状態になりますが。)
だから、リバウンドしやすいのです。
一種の、もろ刃の剣です。
それでも、あなたは糖質カットして体重を落とし続けますか?
逆に私はダイエット中に、卵かけご飯を推奨したりします。
何で体重が減ったのか? が大切じゃないでしょうか?
確かに、糖質を抜くと体重はスピーディーに減りますので、楽しくて、頑張れると思います。
しかし、何で体重が減っているのか?というところがもっと大切だと思いませんか?
水分で減ったのか?
脂肪で減ったのか?
筋肉で減ったのか?
便通で減ったのか?
体重の数字が減る・増える要素はいくつかあります。
筋肉を落として体重を落としたい人なんていませんよね?(ごくまれに、女性でいらっしゃったりしますが。)
糖質制限は、制限が大きいと体重が減るスピードも早いですが
体重にとらわれすぎず、ダイエットの本質を知る事で、一辺倒に食事を制限する我慢や、リバウンドの恐怖から解放されます。
世の中に出回る、楽して痩せれる方法は、テクニック、応用です!
まずは、カラダの仕組みと栄養の効能の基礎を知るところが、一番大事だと、私は考えています。
10年後、20年後も健康でいるための方法を伝えて結果を出していくのが、私の指導方針です。