東京自由が丘でパーソナルトレーニング指導をしています、パーソナルトレーナー江川陽介です。

お客様とよくカラダの事についてご質問を頂いたり、お話をするのですが、

「座りっぱなしは、やっぱりよくないですか?」

「パソコンやスマートフォンの見すぎは、肩こりの原因ですよね?」

そんな、日常生活での話題も多いです。姿勢や日常生活の習慣は、ダイエットや体型に大きく影響しますので、確認しておかなくてはいけない要素でもあります。

今日は、私がパーソナルトレーニングでお客様と話をする中で、近年の日常生活で未来のカラダに及ぼす影響をいくつかピックアップしてご紹介させて頂きます。

立つ・歩く数の減少が抗重力の機会を減らし、偏平足を増加させる。

ウォーキング立つ、歩くという動作は、カラダに重力かの負荷を与えます。人が人らしい健常な状態でいる為には、「重力に抗する(抗重力と言います。)」という事が非常に大切になります。体幹と重力の関係性は、後述致しますが、実は、抗重力は足のアーチを保つ為にも必要な要素なのです。

つまり、立つ、歩く機会の減少は、偏平足(アーチの低下)を助長する可能性があるという事です。偏平足になると、脚の筋肉の使われ方も崩れ、脚のラインが崩れて、キレイな脚を作る事が難しくなってきます。ダイエット・ボディメイクにおきましても、足のアーチ、形状は影響しているのです。

移動手段の便利化は、長い年月をかけながら、このようにも人のカラダに影響を与えていくのではないかと考えています。

咀嚼数が減った現代人の顎は細くなり、頭の横にある顎の筋肉(咬筋)の低下。

咀嚼 画像噛むという機能は、顎にある咬筋という筋肉が担っています。最近の若い人は、顎が細くなり、スペースがなくなった親知らずを抜く人が増えているようです。顎が細くなるという事は、昔ほど、噛むという機能が必要ではなくなってきているという事を現していると考えられます。

しかし、実は噛むという行為は、体幹の軸をつくる腹圧とも密接な関係があります。そこの機能の必要性が下がるという事は、体幹の機能も下がっている可能性があrますね。

また咬筋の機能が下がっていくと、側頭部のスペースが広がり、脳の容量が大きくなりやすくなると言われています。未来はカラダの機能より、知能が発達していく可能性が見えますね。

スマートフォンの普及が姿勢を崩し、体幹の機能を低下させる。

スマートフォンこれはまさに現代の問題だと個人的にも思います。スマートフォンの使い過ぎは、姿勢を悪くし、体幹の機能を低下させる可能性があります。体幹の機能が落ちると、寿命が縮まるとも言われています。1日8時間以上座っている人は、その寿命が優位に短くなるという研究データも出ています。

悪い姿勢で、長い時間座って作業をしていた場合、相当カラダに悪い事をしていると、思った方がいいでしょう。もちろん、姿勢が悪くなれば、体型も乱れ、ダイエットも成果が出にくくなりますね。

利便性の裏に見える、スマートフォンが及ぼすカラダへの影響は、長期的になればなるほど、甚大な問題を引き起こしかねません、

姿勢の悪化が、呼吸を崩し、肩頸の緊張を助長する。

%e7%8c%ab%e8%83%8c%e3%80%80%e7%94%bb%e5%83%8f%e2%91%a0姿勢の悪化は、胸郭や体幹部の形状を崩し、結果、正常な呼吸機能を乱します。すると、1日平均21600回程行われる呼吸がエラーパターンになり、例えば肩頸の筋が緊張したりします。内臓機能も衰えやすくなるため、痩せにくくもなる可能性があります。

ちなみに、安静時の呼吸は、腹式呼吸が7:3胸式呼吸が通常とされています。どちらの機能も必要です。

姿勢と呼吸は、現代病である肩こり首凝りの大きな原因の一つです。いくらマッサージをしても根本解消されない場合は、この辺りの機能を評価していく必要があるかもしれません。

 

未来の姿。

パーソナルトレーニングにお越しになるお客様とは、このようなお話もトレーニングの合間によくしています。そうして、ご自身のカラダに興味をもって頂きながら、日常生活でも何かできる事は変えていく。それが、リバウンドしないダイエットの秘訣の一つでもありますし、何より、快適に、健康に未来を過ごすために大事な事だとも考えています。

近代の生活から見る、未来の人の姿は、まさに宇宙人のような体型ではないでしょうか。

宇宙人顎が細くなり、脳の容量が大きくなる。同時に、カラダの機能は必要最小限になっていき、小さくでも生活できるようなある意味便利な社会・文化の発展。

現代社会・文化の発展の先に、「進化」を重ねていく人の姿は、今のところ、私はそのように考えています。

今日はちょっとマニアックな話になりました。笑