東京自由が丘でパーソナルトレーニング指導をしています、パーソナルトレーナーの江川陽介です。

本日より、2017年のパーソナルトレーニングのセッションがスタート致しました!

まだ、休暇中でお休みの方もいらっしゃりますが、今年はお正月休暇が短い方も多く、トレーニングのスタートも例年よりも早い方が多いです。

さて、今回はタイトルの後半の「便利さの代償」についての内容です。「歩く」という事を少し掘り下げて考えみます。

歩行

車の便利さとその代償。

毎回、実家の静岡県の浜松へ帰ると感じる事なのですが、車の便利さと、便利さの代償です。

車

浜松は車社会で、一家に1台は当たり前、一人1台の家庭結構多いと思います。車は、本当に便利な乗り物(移動手段)ですが、その代償としてはやはり運動不足がついて回ります。

例えば仕事へ行く時。

家から出て駐車場へ ⇒ 車へ乗って職場へ移動 ⇒ 職場へ到着して、仕事場へ。

この間、何歩歩くでしょうか?

(私が昔浜松にいた時は、ドアtoドアの5kmの距離を、100歩くらいで仕事場へつきました。 フィットネスクラブで働いていた為、仕事でたくさん動きましたが。)

このままデスクワーク仕事だったら、1000歩も歩かないかもしれせんね・・・

1日の平均歩数は 成人男性7,194歩・成人女性6,227歩

厚生労働省が発表した「平成27年国民健康・栄養調査結果の概要」によりますと、成人の1日あたりの平均歩数は、男性で7,194歩、女性で6,227歩です。

これは平均なので、これだけ歩けば良いですとか、悪いというわけでもないと思います。

だいたいこれくらい、一般的には1日で歩いていますよ。皆さんは、どのくらい歩いてますか?というようにとらえて頂いていいと思います。

最終的には、歩く意味と目的を考えて、ご自身で判断される時の、一つの基準にはなると思います。(難しければ、パーソナルトレーナーや専門家へ)

歩く目的と、便利さの代償は?

では、歩く目的と便利さの代償について考えてみます。

【本来の歩く目的】

ヒトが歩く目的は、「食べるために」です。

人も動物です。生きる為には、食べて栄養を摂る必要があります。食べるために歩く機能が発達したと言われています。歩く機能で発達したのが、自立二足歩行です。これにより、足のアーチができたり、骨盤の形状が変化して長距離を移動できるようになり、はるか昔に地球の大陸をまたいでいったという説があります。

しかし現代は、移動しなくても簡単に食べ物が得られる(便利な、そして幸せな)時代になり、カラダの機能もまた変化してきています。

【現代人の歩く目的】

これは人それぞれになってはしまいますが、主な目的とましては、

・肥満疾病の予防・解消

・見た目の改善(ボディメイク、ダイエット)の為

・運動不足解消のため

・レクリエーション、ストレス解消のため

などになってくるでしょう。その目的を達成するために、必要な歩数に目標を設けるという事になります。

【便利さの代償】

ここで話を、車の便利さの代償に戻します。

車の便利さの代償 ⇒ 言い換えれば 歩かなくなる事の代償 という事です。

歩かなくなると、どんなことが考えられるかと言いますと、 肥満のリスク と カラダの機能の低下 です。

肥満のリスクは、皆様周知の通りだと思います。なのでここで知っておいて頂きたいのは、 カラダの機能の低下 についてです。

歩かなくなる、つまり座ったり寝ている時間が長くなると

・コア機能の低下(カラダの姿勢を支える機能の低下 ⇒ 姿勢不良を助長)

・不合理な運動機能の学習 (⇒不調や痛みの発生のリスク)

・呼吸器の低下(不適切な姿勢や、内臓機能の低下)

・全身の筋力の低下(生活活動のキャパシティの低下)

などのデメリットが考えられます。もちろん、これらは結果的に見た目・体型にも影響します。

そしてもちろん、元をたどれば、最終的には生きる為に食べる事もできなくなっていくわけです。

適度な運動、というものは、今のカラダの機能を保つためにも、未来の健康のためにも、やはり考えて生活をするべきだとはトレーナーの観点からしても思います。

歩行

車の便利さの代償の話から、歩行とカラダの機能の関連性まで、少し発展した内容となりましたが、

このように、歩く事の意味をちょっと深く考えてみると、「あ、歩かなきゃな」と思う方がいるかもしれないと思いました。もし、そんな方が一人でもいらっしゃれば、嬉しいです。

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